米Roxioは、デジタル音楽配信サービス企業への転換を目指し、コンシューマー向けソフト部門を売却して、社名を「Napster」に変更すると発表した。
Roxioは、ソフト部門を7000万ドルの現金と1,000万ドル相当の株式でSonic Solutionsに売却する。
Sonicは、Roxioの「Easy Media Creator」、「PhotoSuite」、「VideoWave」、「Easy DVD Copy」、「Toast」などの全ソフト事業を買収、流通チャネルや製品マーケティングの強化を図る。Roxioブランドは存続させ、流通チャネルやOEM関連の契約も継続する考え。
Roxioでは、ソフトウェア部門の売却に伴い、ダウンロード音楽などの分野に特化してビジネスを展開する。企業名もNapsterに変更し、NASDAQの銘柄を示すティカーシンボルもNAPSに変える予定。
<コメント>
元よりソフトウェアベンダーであるRoxioと音楽配信事業はCD-Rソフトを介しての音楽つながりだけだった。事業の相乗効果が望めないのであれば、切り離した方が方針も明確ということだろう。
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