有線ブロードネットワークス(USEN)は、楽曲ダウンロード配信サービス「Ongen」を2004年8月17日に開始した。
楽曲のコーデックはWindows Media Audio(WMA)を、DRMはWindows Media Rights Management 9(WMRM9)を採用。購入した楽曲は、WMRM9対応プレーヤーへ基本的に3回まで転送できる。
Ongenでは、サービス開始当初から音楽アーティストのシングル14,000曲、アルバム1,000タイトルを用意。また、USENが編成したカラオケやインストゥルメンタルといった楽曲のダウンロード販売も行なわれる。
楽曲の購入にはWebMoneyまたはクレジットカードを利用する。楽曲の料金はシングルの場合、カラオケとインストゥルメンタルが105円、アーティストの楽曲が157〜270円。アルバムは1枚につき1,200円〜2,800円で購入できる。なお、一度購入した楽曲を再度購入する場合は再度料金が発生する。
Ongen独自のサービスとして、USENのリクエストチャートとの連動サービスも提供され、最新ランキングや2004年の月間チャート、2003年から1980年までの年間チャートなどからお気に入りの楽曲を購入できる。また、インディーズ楽曲では評論家によるリコメンドも用意されている。
なお、カラオケやインストゥルメンタルであれば一部を除きCD-Rへバックアップできる。
Ongenでは、ダウンロード可能な楽曲数拡大のためにレコード会社と提携交渉を実施しており、今後は楽曲のほかに映像ダウンロードやビデオクリップのストリーミング配信、インターネットラジオ放送なども予定する。
<コメント>
iTunes Music Storeが順調に100万曲の品揃えを達成。高いシェアを背景にしたさすがの成果と見ることもできるが、iTunes Music Storeですら品揃えの充実に苦慮しているとも言える。
関連リンク:有線ブロードネットワークスの発表リリース(PDF)
OnGenのサイト |