2004/09/30
SME、「レーベルゲートCD」を終了へ
 
 ソニー・ミュージックエンターテインメント(SME)は、2003年1月より導入してきたネットワーク認証型コピーコントロールCD「レーベルゲートCD」での音楽タイトルリリースを終了すると発表した。

 同社の2004年10月発売タイトルの一部から段階的に終了し、2004年11月17日以降に発売する新譜からは全て通常のCDとして発売する。

 レーベルゲートCDはネットワーク認証など独自の著作権保護機能を付加したコピーコントロールCD。

 SMEでは2003年1月よりレーベルゲートCD仕様でのリリースを行なっており、同10月には専用プレーヤーソフトを利用することで、パソコン上での再生に対応した「レーベルゲートCD2」にアップデートしていた。

 終了の理由については、「導入前に比べ、著作権保護に対して、多くの音楽ユーザーの意識が高まり、一時の混乱期を脱したと判断されるとともに、法的環境の整備も進んできたため」と説明している。

 今後も著作権保護に対する啓もう活動を積極的に進めるとともに、著作隣接権侵害行為などについては「これまで以上に断固たる姿勢」で監視・警告・法的措置をとるともコメントしている。

<コメント>
エイベックスに続くCCCDからの撤退。レーベルゲートCDの場合はソニーの戦略に密接に結びついていただけに影響は大きい。今後のネットワークウォークマンやNetMD、エニーミュージックの仕様に何らかの変化があるかもしれない。

関連リンク:ソニー・ミュージックエンターテインメントの発表リリース
 
 
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