レーベルゲートは、Windows Media Player 10からアクセス可能な音楽配信サービス「MusicDrop」を2004年10月20日よりスタートした。
Music Dropは、同日に日本語版が公開されたWindows Media Player 10(WMP10)からアクセスして利用できる音楽配信サイト。
オーディオ形式はWMA。同社ではオーディオコーデックにATRAC3を採用した音楽配信サイト「Mora」を運営しているが、MusicDropの配信形式はWMA形式のみで、WMP10上部のオンラインストア選択画面からアクセスできる。
WMP10上で楽曲の検索/選択から購入まで行なえるのが特徴。配信楽曲数は現在のところ3〜4万曲程度で、年内にMoraと同数(Moraは現在8万曲で年度内15万曲が目標)を目指すという。
配信楽曲はMoraと同じになる予定で、参加レーベルは、エイベックス、ソニー・ミュージックエンタテインメント、東芝EMI、ビクターエンタテインメントなど16社。価格はシングルが158円からとなっている。決済方法はクレジットカード。
Windows Media DRM対応のオーディオプレーヤーへの楽曲転送に対応。チェックイン/アウトの機能は備えていないが、プレーヤーへ3回までの転送が可能となっている。
<コメント>
ソニーの印象が強かったレーベルゲートだけに、今回のWMA対応は驚き。ただ資本面や人事面で脱ソニー色を進めていたのも確かで、WMAも対応予定としていた。今回の発表を持ってソニーが独自方式を諦めたと考えるのは時期尚早で、対Appleの布陣を敷いたと見るのが適当だろう。
関連リンク:Music Dropのサイト
マイクロソフトの発表リリース |