NTTレゾナントは、ポータルサイト「goo」でWindows Media Audio形式の音楽配信サービス「goo Music Store」を2004年12月20日より開始したと発表した。
料金はシングルが1曲ごと200円〜350円でアルバム販売も行なわれる。サービス開始時の楽曲数は約6万曲。楽曲の購入には登録無料の「goo ID」と「らくらく決済」への登録が必要となる。
楽曲のコーデックは、Windows Media Audio(WMA)を、DRMにはWindows Media Technology Digital Rights Managementを採用、再生プレイヤーにはWindows Media Player 9以降が必要。
東芝EMIとワーナーミュージック・ジャパンの楽曲については、10回までの音楽CDへの書き出しに対応。東芝や、iriver、クリエイティブ、Rio、オリンパスなどのポータブルオーディオプレーヤーへ、3回まで転送できる。
NTTコミュニケーションズの「OCN MUSIC STORE」とプラットフォームを共有しており、NTTグループコンテンツホルダーとの交渉や提携についても、NTTコミュニケーションズやNTTデータ・プランニングと連携している。
特徴は「goo」のウェブ検索との連動機能。ウェブ検索はMusic Storeのスタートにあわせて強化されており、gooでアーティスト情報を検索するとgooの音楽情報「goo音楽」と、「goo Music Store」からアーティスト写真や関連ニュースやオリコンチャート情報、楽曲ダウンロード先などが上部に表示される。
また、gooの検索キーワード自動補正技術やアーティスト略称データベースなどにより、アーティストのニックネームや略称からの検索も可能となっている。
新譜情報をRSS配信するほか、無料のRSSリーダーソフト「goo RSSリーダー」との連携も強化している。また、「goo音楽」、「gooショッピング」、「NTT-X Store」との連携も図られている。
さらに、携帯電話に曲を聞かせることで曲名やアーティスト名が判別できる「gooあて!? メロ」でも、検索結果内にMusic Storeへのリンクを表示することも予定している。
<コメント>
プラットフォームを共有しているというように、各事業者はシステムをすべて作り上げる必要はなくなってきている。その分、事業者間ではサービスに差を付けなければならないが、楽曲で差がつかない以上は、別の工夫が求められる。gooは得意の検索技術でサービスの使い勝手向上を図っており、非常に望ましい方向と言えるだろう。
関連リンク:NTTレゾナントの発表リリース |