ビー・ビー・ケーブルは、ADSL回線を利用した有線ラジオ放送サービス「BB Audio」の提供を2005年1月中旬から開始すると発表した。
BB Audioは、ソフトバンクが提供しているバックボーン回線、およびADSL回線を使った有線ラジオ放送サービス。
回線に接続する専用チューナを利用し、IPマルチキャスト技術を使って送信された放送を受信。チューナをオーディオシステムなどと接続することで、PCを使わずに音楽放送が楽しめる。業務用利用では、飲食店や小売店などでの店内BGMとしての利用を想定している。
番組は音楽のジャンルによって「Stylish MIX」、「Casual MIX」、「Standard MIX」の3つのプランを用意。各プランには20チャンネルが含まれており、プランはBB Audio加入時に選択できる。
サービス提供エリアは、北海道、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、愛知県、大阪府、京都府、兵庫県、福岡県の「Yahoo! BB SOHO」のユーザーで、一部山間部は対象外。
利用料金として、加入契約料5,250円と、業務用利用料が月額2,625円、専用チューナのレンタル料月額315円が必要。また、別途Yahoo! BB SOHOの月額利用料金も必要となる。
なお、番組の音源提供やチューナーのレンタル、および販売はキャンシステムが担当する。
<コメント>
ソフトバンクのADSLネットワークを利用したオーディオコンテンツの配信ビジネスは有線放送のインフラをブロードバンドに置き換えるものとなった。業務用途の他に家庭用途も準備しているとしているが、需要は限定されたものになりそう。
関連リンク:ビー・ビー・ケーブルの発表リリース |