ワーナーミュージック・ジャパンは、2002年より導入していたコピーコントロールCD（CCCD）の生産を終了し、2004年12月以降の新譜については全て通常のCDで発売することを明らかにした。
コピーコントロールCD導入の背景として、2002年当時は私的複製の範疇を明らかに越えるCD-Rへの複製行為、インターネットを通じた違法な音楽ファイル交換が蔓延していたことを指摘。
啓蒙活動につとめた結果、著作権保護に対する意識は徐々に高まり、違法行為に関しても一時の混乱期を脱したと判断。
また、ハードディスクやフラッシュ・メモリーを記録媒体としたパソコンに親和性の高いポータブルデバイスのさらなる普及も予想されることから、コピーコントロールCD終了に至ったとしている。
＜コメント＞
2004年秋から始まるコピーコントロールCDの終焉は何を意味するのか、そこへ至る経緯をリリースの文面通りに受け止めることはできないだろう。このことについては改めて論じてみたい。
関連リンク：ワーナーミュージック・ジャパンの発表リリース |
