ヤフーとレーベルゲートは、ヤフーが展開している音楽総合サイト「Yahoo! ミュージック」において、レーベルゲートの「Mora」による有料音楽配信サービス「Yahoo! ミュージックダウンロード」を2005年2月24日より開始したと発表した。
アーティストや楽曲の検索サービス、音楽関連ニュースの提供などを行なっていた「Yahoo! ミュージック」内に新設され、配信プラットフォームをMoraが提供。課金などの処理はYahoo! が担当する。
配信フォーマットはMoraと同様のATRAC3(OMA形式)で、ビットレートは132kbps。CD書き出しの可否やポータブルプレーヤーへの転送回数など楽曲の利用条件についてもMoraに準じる。
参加レーベルはソニー・ミュージックエンタテインメントや東芝EMI、ヤマハ、ワーナーミュージック・ジャパンなど全39レーベルで、約73,000曲を用意。今後、さらに楽曲を追加していく予定としている。
楽曲料金は1曲158円〜368円で、購入にはYahoo! JAPAN IDとYahoo!ウォレットの利用登録が必要となる。
パソコン用のプレーヤーソフトとして「MAGIQLIP2」を提供し、ほぼ全ての楽曲が試聴・購入できる。MAGIQLIP2の対応OSはWindows 98 SE/Me/2000/XP。
なお、Yahoo!ミュージックダウンロードのスタートを記念してソニーの20GB HDD搭載ネットワークウォークマンが当たるスタートキャンペーンを実施。応募期間は2005年2月24日から同4月15日。
<コメント>
事前の発表から意外に早く正式サービス開始にこぎ着けている。配信方式は予想通りATRAC3を使ったもの。MDに対応しているとはいえ、ソニー独自方式と言われている方式を採用することはNo.1戦略を採るYahoo!らしくない印象。
関連リンク:ヤフーの発表リリース |