米RealNetworksは、音楽配信サービス「Rhapsody」を刷新し「Rhapsody 25」、「Rhapsody Unlimited」、「Rhapsody To Go」といった各メニューを発表した。
Rhapsody 25は、RealNetworksの無料ジュークボックスソフト「Rhapsody」をダウンロードすることで、100万曲以上のライブラリからフルトラックの楽曲を毎月25曲までダウンロードできるサービス。
音楽業界に対しては、ユーザーがRhapsody 25を利用してもオンデマンドの音楽配信サービスと同じく1曲ごとに利用料を支払う仕組み。
ダウンロードできる楽曲の音声圧縮形式はAACベースのReal Audio10形式。ビットレートは192kbps。
月額9.99ドルのRhapsody Unlimitedは、ストリーミング配信を無制限に利用できるだけでなく、PCのHDDへのダウンロードも無制限のサービス。ダウンロードした楽曲は、会員であればオフラインでも聴けるほか、Rhapsodyのオンラインストアから購入する場合も10%の割引特典が受けられる。
1曲ごとの利用形態も用意され、シングルは1曲89セント、ほとんどのアルバムが8.99ドルで購入できる。
Rhapsody To Goは月額14.99ドルで、Rhapsody Unlimitedに加えて、ダウンロードした楽曲を曲数の制限なく携帯オーディオプレーヤーに転送できるサービス。
RealNetworksでは、Rhapsody To Goに対応するプレーヤーとして「iriver H10」や「Creative Zen Micro」などを推奨している。
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無料サービスばかりが注目を集めるが、こうしたサービスをユーザーが体験することにより有料サービスの利用者も増えてくるという期待がそこにはある。Realとしては豊富な楽曲情報と会員間のコミュニケーションが有料サービスへの誘導として自信のあるところとしている。
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