2005/05/26
WMP 10、DRMで保護された音楽コンテンツの制限に関わる現象
 
 マイクロソフトは、Windows Media Player 10(WMP 10)で、DRMによって保護された音楽コンテンツを音楽CDに書き込む場合、ライセンスの制限回数以上に書き込みができるケースがあることを技術情報「900686」として公開した。

 WMP 10では、プレイリスト内の音楽コンテンツに関して、同一の音楽CDに対して同一の音楽コンテンツを複数回書き込む場合、ライセンスに指定されている「PlaylistBurnTrackCount」(PBTC)が1以上残っているかを確認する。

 書き込む時点では、PBTCを参照するだけに止まり、実際に値は減少しない。PBTCが減少するのは、音楽CDへの書き込みが完了した時点となる。

 今回の現象は、PBTCの値が1以上残っていれば、同一の音楽コンテンツを同一の音楽CDに対して2回以上書き込めるというもの。

 技術情報によると、WMP 10では現時点でこの現象を回避する方法はなく、この現象は異なる複数の音楽CDに対して、PBTCの値以上の書き込みを許すものではないとしている。

<コメント>
文章だけでは分かりにくいが、1枚のCD-Rの中であれば同じ曲を複数回書き込むことが可能になるというもの。技術的な不備を攻めることは可能だが、同じ曲が何回も収録されているCDの需要が高いとは思えず、実質的なビジネス上の損害はないと考える。

関連リンク:マイクロソフトの技術情報ページ
 
 
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