2005/06/01
ウェブマネー、デジタルコンテンツの利用動向調査を発表
 
 電子マネー「WebMoney」を運営するウェブマネーは、自社のユーザーデータに基づいたデジタルコンテンツ利用実態調査の結果を発表した。

 調査を行なった期間は、2004年10月から2005年3月までの利用者データで、対象のユーザー数は14,032人。性別で見ると男性は10,647人、女性は3,385人で、全体の75.9%を男性が占めている。

 世代別のデジタルコンテンツユーザーは、20代前半から30代前半が全体の約60%を占める。男女比を年齢別に見ると、16歳の男女比は男性が87.9%であるのに対して、39歳では男性が68%と女性の比率が増加、年齢が高くなるにつれて女性の割合が高まる傾向にある。

 職種では「会社員」の37.6%、「学生」の19.7%が全体の50%以上を占めるメインユーザーとなっている。

 デジタルコンテンツのジャンルは、「オンラインゲーム」「電子書籍」「ストリーミング」「音楽配信」に分類して調査。

 音楽配信は30代後半から40代の利用率が高いが、他のジャンルと比較して利用する世代が幅広い傾向にある。1カ月あたりの音楽配信の利用単価は男性が274円、女性が361円と女性が高いが、利用回数は男性が2.7回、女性が2.4回とわずかに男性が高い。

 また、年齢別では35〜39歳の利用単価が475円と最も高いが、利用回数では30〜34歳が3.1回と唯一3回以上の平均利用となっている。

<コメント>
WebMoneyはデジタルコンテンツの少額決済サービスの一つであり、必ずしもデジタルコンテンツ利用者の総和にはならない。特にクレジットカードを利用できるサイトがほとんどであるとすれば、クレジットカード利用に不安感がある、もしくは利用できない層に偏っている前提で調査結果は読み解く必要があるだろう。

関連リンク:ウェブマネーの発表リリース
 
 
ビジネス情報↑





Copyright©2000-2001 EMD.GR.JP All rights reserved.