アップルコンピュータは、音楽配信サービス「iTunes Music Store」を2005年8月4日より日本で開始すると発表した。
音声圧縮形式はAAC。サービス開始当初は15社と協力し、登録楽曲数は100万曲としている。
基本的なサービスは、米国など他地域で展開しているiTMSと共通で、ムービークリップやカバーアートの配信も行なわれる。
すべての楽曲は無料試聴が30秒間可能で、楽曲ごともしくはアルバムごとに購入できる。最大5台までのPCに転送できるほか、CD-Rへの書き込みおよびiPodへの転送は無制限。
落語など約1万のオーディオブックも用意され、アーティストの楽曲すべてをセット配信する「Digital Box Sets」もスタートする。第1弾としてB'zのレアトラックを含む340曲をセットにして18,800円で発売する。
好きな楽曲をミックスしてアルバムを作成する「iMix」機能も搭載し、作成したiMixはiTunesを利用して公開できる。
決済方法はクレジットカード。さらに、プリペイド方式の「iTunes Music Card」も2,500円、5,000円、10,000円をラインナップし、ビックカメラや、ヨドバシカメラ、ソフマップ、ヤマダ電機、コジマ、Amazon.co.jp、AppleStoreなどで販売する。
日本向けのコンテンツとしては、globeやウルフルズによるiTunesオリジナル曲や、Def Tech、CRAZY KEN BAND、Chara、LITTLE CREATURES、綾戸智絵らの楽曲もラインナップされる。
<コメント>
何度も噂に上っていたiTunes Music Storeがようやく国内サービスを開始。DRMのルールに関しては他地域と変わらず、音楽会社との折衝に時間を割いたことが推察される。色んな意味で注目されるこのサービスで音楽配信全体の活性化につながって欲しいところ。
関連リンク:アップルの発表リリース |