米Napsterとタワーレコードは、日本での音楽配信事業を行なうための合弁企業を設立することで合意したと発表した。
新会社の名称は「ナップスタージャパン株式会社」(予定)。資本金は4億9,000万円。2005年10月に設立、2006年4月に日本市場でのサービス開始を予定している。
ナップスターは2003年11月から音楽配信事業をスタートさせ、米国、英国、カナダの3カ国で事業を展開。ドイツでのサービス開始も予定している。
1曲単位で楽曲が購入できる従量制の「アラカルト・サービス」と、月々の会費を払うことで好きなだけ楽曲がダウンロードできる定額サービス「サブスクリプション・サービス」を提供している。
会員数は合計で約50 万人におよび、楽曲のストリーミング、ダウンロードの合計回数は開始以来約5億回に達しているとしている。
音楽配信事業参入にあたって、タワーレコードでは各店頭や自社で運営するeコマースサイト「@TOWER.JP」、店頭配布のフリーマガジン等との連動により、ユーザーサービスの充実や音楽市場の拡大を図っていくとしている。
<コメント>
実際のサービス開始は来年以降とのことで、価格や楽曲のラインアップは不明。iTunes Music Store開始とリリースが重なったのは、意図的なものなのか。それにしては効果の程は首をかしげざるを得ない。
関連リンク:タワーレコードの発表リリース(PDF) |