2005/08/09
JMAR、「ポータブルデジタルオーディオと音楽配信」に関する調査結果を発表
 
 日本能率協会総合研究所(JMAR)は、ポータブルデジタルオーディオプレーヤーと音楽配信サービスに関する消費者調査の結果を発表した。

 今回の調査は、全国の15歳以上の男女を対象にWeb調査を実施。有効回答14,808サンプルをまとめている。調査期間は7月8日から8月1日まで。なお、今回の調査では、「ポータブルデジタルオーディオプレーヤー」は、HDD型携帯音楽プレーヤーやメモリ型携帯音楽プレーヤーと定義している。

 レポートによると、音楽配信サービスの利用経験は、全体の31.5%が「利用経験あり」と答えた。また、ポータブルオーディオプレーヤーを1年以内に購入した人ではさらに比率が上がり、50.3%の人が利用経験があると回答した。また、有料サービスを利用したことがある人は25.9%。

 「知っている音楽配信サービス」では、1位が「TSUTAYA online」の37.4%で、続いて「bitmusic」(ソニーミュージック)の32.4%、「Yahoo! Music」の30.0%となった。「ポータブルデジタルオーディオプレーヤー1年以内購入者」では、「iTunes Music Store(アップルコンピュータ)」も34.9%の認知度となった。

 また、「利用したことがある音楽配信サービス」では「bitmusic」が14.4%で1位となり、次は「Yahoo! music」(8.6%)、「TSUTAYA online」(8.3%)の順。

 「ポータブルデジタルプレーヤーの認知度」では、ソニー(ネットワークウォークマン)が82.0%で最も多く、次はアップルコンピュータ(80.2%)、パナソニック(55.7%)、ケンウッド(48.7%)、東芝(48.3%)と続いている。

 なお、「Rio Japan」、「アイリバー」、「クリエイティブ」などは、全体としての認知度は低かったが、ポータブルオーディオプレーヤーを1年以内に購入した人では20〜30%台が認知していた。

<コメント>
調査期間で分かるとおり、iTunes Music Storeがサービスを開始する前に実施されている。音楽配信サービスの利用状況が、iTunes Music Storeの登場前と登場後でどう変化したかは興味深いところ。是非継続調査を望みたい。

関連リンク:日本能率協会総合研究所の発表
 
 
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