2001/01/18
ガーネットコネクションズ企画、高速DSL回線の実験サービスを開始
 
 ガーネットコネクションズ企画(以下、ガーネット)は、最高6Mbpsの高速DSL回線の実験サービスを東京都内・名古屋市内の一部地域にて開始したと発表した。
 現在、多く使われているのはG.liteモデムと呼ばれ、下りで1.5Mbpsまでという企画上の限界があった。ガーネットが採用したのはフルレートADSLと呼ばれるG.dmtモデム。規格上の転送スピードは下り6Mbps、上り640Kbpsとなる。また、ガーネットでは都内において光ファイバーを用いた2.4Gbpsの超高速リング型ネットワークを構築しており、これをバックボーンとして運用する。
 今回の実験サービスはガーネットの株主各社が提供するISPサービスが対象となり、実験に一般ユーザーが参加できるかどうかはISPによる。ガーネットの株主(とISPサービス)は以下の通り。

 ・三井物産
 ・Rhythms NetConnections Inc.
 ・住友商事
 ・ケーブル・アンド・ワイヤレスIDC(ケーブル・アンド・ワイヤレスIDC)
 ・フランステレコム(Global One)
 ・東京通信ネットワーク(東京電話インターネット)
 ・中部テレコミュニケーション(CTCN)
 ・ピーエスアイネット(PSINet)
 ・インターキュー(Inter-Q)
 ・三洋電機ソフトウェア(SANNET)
 ・エーオーエル・ジャパン(AOL)
 ・朝日ネット(ASAHIネット)
 ・エクソダスコミュニケーションズ(GOL)
 ・日本ユニシス情報システム(U-netSURF)

<コメント>
FTTHサービスが現実のものとなるにつれて、ADSLの通信速度が多少見劣りする面があり、その存在意義が薄れかけていたが、フルレートADSLによってその差はかなり埋まるものと見られる。実際の回線敷設のスケジュールなどからADSLとFTTHの共存はあり得るかもしれない。

関連リンク:ガーネットコネクションズ企画のサイト
 
 
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