2001/01/19
NTT東西、ADSLモデムの売り切り制を導入
 
 NTT東西地域会社は、2000年12月26日より本格サービスを開始したADSLを利用した常時接続サービス「フレッツ・ADSL」についてADSLモデムの売り切り制の導入と共に料金体系の改定を発表した。
 これまで月額4,600円となっていた利用料の内、490円を機器利用料、60円を屋内配線利用料とし、機器を買い上げた場合は不要とした。該当する機器はADSLモデムとスプリッタで、買い上げを選択した場合は月額4,050円の利用料のみとなる。
 ただし、ADSLモデムはNTT東西が指定した機種のみとなり、移転などに際しては使用できなくなる場合があるとしている。端末の価格は未定としているが、2万円程度とされている。
 新しい料金体系は2001年2月1日から適用される予定。

<コメント>
現在の電話機、モデム、TAなどを利用している側からすれば端末機器の売り切り制は当然のことと思われるが、ADSLの場合は端末と基地局との相性があるため売り切り制はできないのではないかと言われてきた。その意味では意外なNTTの対応だが、やはり機器を指定することになるようでNTT局内でも相性の問題が完全に払拭されていないことを伺わせる。売り切り制は一般小売店で購入できるようにならないとメーカーも独自の工夫を打ち出しにくいし、量産効果も出にくい。NTT指定の機器が2万円で月に550円しか安くならないのでは3年程度使わないと元が取れないことになる。3年後の通信環境を考えれば、現時点で無理に買い上げる必要はないだろう。

関連リンク:NTT東日本のリリース
      NTT西日本のリリース
 
 
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