ADSLを使った常時接続サービスを提供している東京めたりっく通信は、個人向けサービスメニューを2001年3月を目処に改定することを発表した。
改定の内容は(1)下り最高速度3Mbpsの高速メニューを追加、(2)これまで下り最高速度640Kbpsとしていたメニューを廃止し1.6Mbpsのメニューと統合する、というもの。
高速メニューはNTTから借り受ける光ファイバをバックボーンに利用することと共に、AnnexCフルレートのADSLモデムを採用することによって実現した。フルレートの規格は下り最高速度6Mbpsとなっているが、現実的な実効速度を鑑み3Mbpsというメニューにするという。
既存のサービスに対しては640Kbpsのメニューを廃止し、1.6Mbpsのメニューに統合する。640Kbpsユーザーにとっては高速化、1.6Mbpsユーザーにとっては値下げとなる。これは個人向けサービスにのみ適用され、法人向けサービスは別途案内するとしている。
また、今回の光ファイバの借り受けにより、これまで光ファイバが敷設されていることによりADSLサービスを受けられなかったビルや集合住宅向けにVSDLサービスを検討していくことも明らかにした。
<コメント>
xSDLサービスもいよいよ普及と充実の時期を迎えた印象を与える。ただ、実際にはバックオーダーを多く抱えるなどユーザーまでサービスが行き渡っていないことも事実。
関連リンク:東京めたりっく通信のリリース |