2001/01/25
NTT東日本、光ファイバと高速無線技術を利用した実験を開始
 
 NTT東日本とNTTは光ファイバと高速無線技術を利用したパーソナル・ワイヤレス・ブロードバンド「Biportable(バイポータブル)」のトライアルを2001年3月から8月までの半年間、東京の渋谷駅周辺で行うと発表した。
 この実験はNTT東日本の光IPネットワークとNTTアクセスサービスシステム研究所が世界で初めて開発した高速無線技術AWAを利用したもの。
 AWAは屋内高速通信用周波数5GHz帯を使用して、最大36Mbpsの高速データ転送を可能とする。基地局からの距離は半径100mをカバーし、最大122ユーザーまでの同時アクセスを可能としている。
 今回はこのAWAの基地局のアクセスラインに光ファイバを利用することにより、36Mbpsの転送速度のボトルネックとならないよう工夫している。また、ストリーム配信などのリッチコンテンツサーバをNTT東日本ビル内に設置することで、サービスの帯域保証を確保している。
 今回の実験は渋谷駅周辺のオフィス、ホーム、またタウンスポットなどを対象に実施する。継続的な参加モニタにはカード型無線端末およびPDA一体型端末が貸し出されることになっている。

<コメント>
内容をよく読むとインターネットへの接続ではなく、ある限られた中での高速ネットワークサービスであることが分かる。イメージとしては無線LANの高速版でバックボーンに光ファイバがあるようなものか。ポイントはサービス内容(ビジネス向けにするか、コンシューマー向けにするか)と料金体系だろう。

関連リンク:NTT東日本のリリース
 
 
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