2001/01/27
北海道電力、電線を使ったインターネット接続の実験を発表
 
 北海道電力は、一般の家庭向けに電気を供給するための低圧配電線を活用した高速インターネット技術についての実証実験を開始すると発表した。
 この実験は、電柱にモデムを配置し各家庭内に既に引き込まれている電線にデータ通信の役割も持たせようというもの。既に主だった電柱の間を光ファイバー網が構築されているが、家庭内への引き込み手段とコストが電力会社の通信事業への障害となっていた。
 実験期間は2001年2月から2002年3月まで。段階を追って、モデムあたりの戸数を増やしたり、実際に光ファイバを接続するといった予定となっている。

<コメント>
電線をデータ通信に使うというアイディアはそれほど新しいものではない。これまではノイズ対策や通信速度が現実的ではなかったが、いくつかの技術により解決の方向が見え始めている。事業化への検証という意味で期待したい。

関連リンク:北海道電力のリリース
 
 
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