株式会社エヌ・ティ・ティエムイー(以下NTT-ME)と殖産住宅相互株式会社(以下殖産住宅)は、インターネット・LANに対応する住宅情報配線システムの共同企画に関する業務提携を発表した。2001年1月30日より殖産住宅から発売される「ホーメスト輝」のラインナップのひとつである「IT空間の家」に、NTT-MEの家庭内情報配線システム「ホームLAN」を標準装備する。販売目標は年間700セットとしている。
標準装備の内容は以下の5つのカテゴリからなる。
a.アクセスネットワークと、各種情報機器(TV、パソコン、電話など)が接続された屋内配線を集中管理する「情報配線パネル」
b.ADSLモデム、ダイヤルアップルータ、光アクセス装置(ONU)などの「ネットワーク機器」
c.POFなどの次世代型屋内配線と既設配線を入れ替え可能にする「先行配線」
d.パソコンなどのインターネット機器を接続する「UTP Cat5ケーブル」(LANケーブル)
e.各情報機器(TV、パソコン、電話など)接続のための「情報コンセント」
<コメント>
ブロードバンド環境下では、当然現在の電力線や電話線と同様にデータ通信用の線を家庭内で整備しておく必要がある。これまでは家の改装を余儀なくされる場合も少なくなく、今回のような取り組みは歓迎されるだろう。ただ、ネットワーク環境より家の方が長持ちするのは当然で、今回もっとも喜ばれるのは「先行配線」かもしれない。
関連リンク:NTT-MEのリリース |