2001/03/16
ファミリーネットジャパン、集合住宅周辺世帯向け
無線ネット接続サービス開始
 
株式会社大京(以下、大京)と株式会社エヌ・ティ・ティエムイーが2000年10月に共同で設立した株式会社ファミリーネットジャパン(以下、FNJ)はライオンズマンションの周辺住宅向けに無線による定額・常時接続のブロードバンド・インターネット接続サービスを開始すると発表した。
 既にFNJが既存マンションのネット化を行っている「ライオンズマンション荒川公園」と「ライオンズガーデンテラス竹の塚」の周辺住民を対象とし、3月16日から募集を開始する。 無線は2.4GHz帯を使用し、各物件の屋上に親機となるアンテナを設置する。サービス範囲は半径400m以内の住宅。加入者宅にそれぞれ子機となるアンテナを設置することで1Mbps接続サービスを提供する。
 価格は加入者一戸あたり初期費用として25,000円(アンテナ取り付け工事費用は別途10,000円から)、月額利用料は4,980円となっている。
 サービス内容としては
 1.50MBのホームページ容量
 2.家族全員分のメールアドレス
 3.ヘルプデスクおよび保守サポート
 4.サービス利用者専用の生活情報サイト
 が用意されている。
 FNJは大京グループが発売する新築マンション(ライオンズマンション、レクセルマンション、ライオンズモリスマンション)を始めとして既存マンションのネットワーク化を進めている。 特に既存マンションでは電話回線を利用したHomePNAによる低コストなネットワーク環境構築を行い、グループ外のマンションにも展開を計っていくとしている。

<コメント>
集合住宅と周辺住民とのトラブルはよく話題になるが、その立地を生かした周辺住民へのサービスという試みは大変面白い。ただ、ここへ来てADSLや光ファイバーなどの個人向けサービスが現実のものとなり始めているところで1Mbpsのサービスがどれほど受け入れられるかは微妙なところ。また帯域をシェアするためマンションへの引き込み回線の太さなどもネックになる。

関連リンク:NTT-MEのリリース
       FNJのホームページ
 
 
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