2001/03/22
総務省、無線インターネット接続サービス会社2社に許可
 
総務省は21日、無線インターネット接続サービスを予定している株式会社ネットワークス(以下、ネットワークス)とスピードネット株式会社(以下、スピードネット)の2社に、第一種電気通信事業者としての許可を与えた。 両社は4月以降、サービスを開始する。既に無線技術を使ったインターネット接続サービスは何社か開始しているが、個人向けのサービスは両社が最初となる見通し。

 ネットワークスは「ノーラインネット」というサービス名称で青森県内からサービスを開始する。既に昨年から加入予約を受け付けており、3月14日現在で1416件の申し込みを受けている。 データ転送速度は最大1Mbps。費用は初期費用として工事費用およびPC設定費用で15,000円、アンテナ設置費用で60,000円。月額費用は4,900円としている。
ネットワークスでは対象地域を全国としており、各地域の事業パートナーを募集している。こうしたフランチャイズ制によって関東や兵庫県でのサービスも予定されている。

 スピードネットは埼玉県さいたま市(現、浦和、大宮、与野市)で5月からサービスを開始。順次近県へと拡大していく予定。データ転送速度は最大1.5Mbps。料金体系は未定。 また、スピードネットは有線によるインターネット接続サービスも併せて発表した。今夏から同様にさいたま市でサービスを開始し、データ転送速度は最大10Mbpsとする。料金体系は同様に未定。

<コメント>
スピードネットは発表当時の予定からほぼ1年近く遅れての事業開始となった。既に各ブロードバンド環境が出そろっている中では無線ならではのメリットをアピールすることが重要だろう。

関連リンク:ネットワークスのリリース
       スピードネットのホームページ
 
 
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