2001/05/16
NTT東西、地域IP網をアクセスプロバイダへ開放
 
 NTT東日本とNTT西日本は、フレッツISDN/ADSL、光・IP通信網サービス(仮)のバックボーンに利用している地域IP網をアクセスプロバイダに開放するルーティング伝送機能を発表、総務省に認可申請を行った。

 ルーティング伝送機能が提供されるのはNTT東西の収容局にルータなどを設置してポートの接続を行う業者のみ。 具体的にはDSL事業者などのアクセスプロバイダを指す。これまでアクセスプロバイダは収容局間のバックボーンを自ら用意しなければならなかった。

 提供されるメニューは3つ。光アクセスサービスのバックボーンに使われる100MbpsのFastEtherが649,204円、フレッツADSLのバックボーンに使われる24MbpsのATM(0C-3)が877,840円、 フレッツISDNに使われている1.5MbpsのPRIが18,824円で、いずれも1ポートあたりの月額料金。

 NTT東西では同時に光ファイバの貸し出し(ダークファイバ)料金の値下げについても認可申請を行っている。 加入者向け料金はこれまでの1芯あたり月額7,898円から同5,537円、収容局と中継局間の料金はこれまでの1芯1mあたり年額100円から同51.48円としている。

<コメント>
今回のサービスはアクセスプロバイダの設備投資コストを下げる意味合いがあり、今後のサービス拡大に貢献するものと見られる。 一方の光ファイバ料金は貸し出し料金だけでも有線ブロードのサービスより高く、まだ割高感が残る。

関連リンク:NTT東日本の発表リリース
 
 
インフラ情報↑


Copyright©2000-2001 EMD.GR.JP All rights reserved.