2001/06/13
NTT東西、FTTHサービス料金を月額5000円程度と試算
 
NTT東日本、およびNTT西日本(NTT東西)は光アクセスラインの収容局接続メニューを電気通信事業者に提供する際の条件を総務省に認可申請したと発表した。

 今回申請された接続メニューは加入者光ファイバを複数ユーザーで共用する最大10Mbpsのシェアドアクセス方式のサービスを行いたい事業者に対して提供される料金体系。 各事業者はNTT東西から提供されたこの接続メニューに自らのサービス料金を上乗せしてユーザーに提供する。 NTT東西自らも現在試験提供中の「光・IP通信網サービス(仮称)」を2001年7月から本格提供する予定。

 明らかにされた提供料金によると接続料金は月額74,660円。NTT東西はこの接続料金をユーザー4名で共用し、全体の収容率が80%とした場合の1ユーザー当たりの料金を試算、月額約3,180円としている。 これに地域IP網などのコスト、営業料金を加えて約5,000円程度でユーザーに提供できるとしている。

<コメント>
ADSLやケーブルとほぼ同時にサービスがスタートすることとなったFTTH。いきなり有線ブロードなど競合の出現により予想以上の低価格で提供される見込みであるのは喜ばしい限り。 今回、事業者への卸価格とも言える提供料金を明らかにしたのはNTTの事業者に対する対応の悪さに批判が高まっていることが理由であるとも言われている。

関連リンク:NTT東日本の発表リリース
 
 
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