高速DSL回線の実験サービスを行っていたガーネットコネクションズ企画は定時株主総会にて会社の解散を決議したと発表した。
発表の中でガーネットは6ヶ月あまりの実験サービスを通じ、ISDNとの信号干渉など技術的な問題が事業性を大きく左右するものではないことが検証され、
制度面においても2000年末の指定電気通信設備に関する接続約款の変更と、実際の設備コロケーションを通じ、コロケーション提供条件も明確になり、
事業性に大きな影響を与えるコスト要因も明確になったことで企画会社としてのその役割を終えたとしている。
ガーネットの実験サービスはフルレートADSLと呼ばれるG.dmtモデムを採用。規格上の転送スピードは下り6Mbps、上り640Kbpsとしていた。
また、都内において光ファイバーを用いた2.4Gbpsの超高速リング型ネットワークを構築しており、これをバックボーンとして運用していた。
<コメント>
はっきり言えばADSLの技術云々ではなく事業会社としてはやっていけないと判断したと言うこと。 折しもソフトバンクグループの参入によりボリュームが見込めないと採算が取れないことが明らかになってしまったタイミングではこの判断も致し方ないだろう。
関連リンク:ガーネットコネクションズ企画の発表リリース |