2001/07/04
東急ケーブルテレビ、イッツ・コミュニケーションズと社名変更
 
 株式会社東急ケーブルテレビジョンは2001年8月1日より商号を、イッツ・コミュニケーションズ株式会社(its communications Inc.)に変更し、"ブロードバンド・コミュニケーション&エンタテインメント企業"を目指すと発表した。

 イッツは2000年6月のソニーとの提携しており、様々な面で協力体制にある。特にコンテンツ面ではソニー系ブロードバンドコンテンツ提供会社AIIとの関係を強化している。 今後のブロードバンドサービスを充実していく中でもこの協力関係に沿って進めていくとしている。今回明らかにされた新しいサービスは以下の通り。
 ・AII提供による3D機能を搭載したコミュニティサービス「こみゅー3D」の提供
 ・非接触ICカードを利用したビットワレットの電子決済システム「Edy」を使ったオンデマンドショッピング(10月に実験サービス開始)
 ・PCに不慣れな高年齢層向けにソニーのワイヤレス液晶TV「エアボード」を使った加入キャンペーン(10月開始)
 ・IX直結によるMbpsクラスのネットワーク(10月を目標)
 ・日本デジタル配信のネットワークを利用した地上波デジタルのTV放送を含む多チャンネル化
 ・AII提供のマルチキャストサーバを利用したソニーピクチャーズ配給の映画作品をはじめとするビデオオンデマンド

 ソニーはイッツに対し2000年6月に資本参加し、その後の第三者割当増資などを経て15%の株主となっている。

<コメント>
ADSLやFTTHの普及により影の薄くなっているCATVだが、加入世帯は確実に増えておりサービスの内容が問われ始めている。 少々ソニー色が強いものの、今後のブロードバンド環境で想定されているサービスがすべて含まれており、ショウルームとしての役割も期待される。

関連リンク:東京急行電鉄の発表リリース
 
 
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