ADSLを利用したインターネットアクセスソリューションを提供しているアッカ・ネットワークスは、7月末より最高速度下り8Mbpsの高速ADSLサービスの評価試験を開始し、9月よりサービス提供を開始の予定と発表した。
今回のサービスに利用する技術はG.dmt AnnexCのフルレート方式。最高速度下り8Mbpｓ、上り1Mｂｐｓの高速ADSLサービスを提供することができるとしている。
AnnexCはITU-Tで規定される伝送方式の1つで、ISDNとの干渉が少ないためISDNが普及している日本では適当とされている。
現在国内で主流となっているのはAnnexCの中でもG.992.2（G.lite）ハーフレート方式と呼ばれている伝送速度下り1.5Mｂｐｓのサービス。今回のフルレート方式の採用は国内初であるとしている。
なお、サービス提供エリア、提供ISPおよび料金等については未定としている。
＜コメント＞
明らかにYahoo!BBの発表した8MbpsのADSLサービスを意識した発表。Yahoo!BBがAnnexAを採用しISDNとの干渉が問題となる可能性があることを見越してのものと推察される。
関連リンク：アッカ・ネットワークスの発表リリース |
