NTT-MEは、東急コミュニティーと提携し、東急コミュニティーが管理する既存マンションに対して、NTT-MEのブロードバンド・インターネット接続サービスとIP音声通信（VoIP）サービスを提供すると発表した。
サービス名称は「WAKWAKピアル」。既存のマンションを対象に、HomePNAを利用した最大1Mbpsの常時接続環境を提供する。月額利用料は3,980円（初期費用として工事費20,000円、HomePNAアダプタ15,000円が別途必要）。
50MBまでのホームページサービスと5人までのメールアドレスが付属する。
また、「WAKWAKピアル」にはNTT-MEの格安IP電話サービス「Love ME Call」も提供される。これは国内の長距離電話や国際電話を格安で提供するもので初期費用や基本料金は一切不要、通話料のみの支払いとなるサービス。
通常の電話機から簡便なダイヤル手順で通話でき、サービスエリアは東京・関東、甲信越ならびに全国県庁所在地、政令指定都市となっており、全国の92%をカバーしている。
なお、「WAKWAKピアル」の特典として通常設定されるミニマムチャージ500円が無料となっている。
サービスは東京都江東区のマンション居住者向けに2001年8月16日から提供を開始し、2004年までに全国展開を果たすとしている。
＜コメント＞
ブロードバンドは一気に時代を表すキーワードになった感があるが、集合住宅では共用部分の使用に当たり管理組合や理事会の承認が必要なことから新たなデジタルデバイドの要因となることが懸念されている。
今後の展開は手続きをよりスムーズに行うためデベロッパーの位置付けが重要となってくるだろう。
関連リンク：NTT-MEの発表リリース |
