2001/07/18
パワーバンド、CATV局と提携して集合住宅向けサービス地域を拡大
 
 パワーバンド コミュニケーションズは専用同軸ケーブルを利用したマンション専門ブロードバンド・サービス「PowerBand」(パワーバンド)をCATV局と提携することでサービス提供地域を拡大していくと発表した。

 第1弾として、東京都港区においてケーブルインターネットサービス「ROSENET」をマンションへのアクセス回線に利用したPowerBandのサービス提供を2001年8月1日より開始する。 これは港区全域をサービスエリアとしているケーブルテレビジョン東京およびケイエムエヌとの提携により展開される。

 PowerBandは専用のHFC(Hybrid Fiber Coax、同軸ケーブル)ネットワークとHomePNAシステムを組み合わせ、上り下りとも最大1Mbpsの常時接続サービスを提供するもの。 今回の提携はこのHFCネットワークにCATV局の回線を利用し、独自の回線敷設コストを削減するもの。
 料金は、加入契約料が1万5,000円、基本接続料が月額4,300円(キャンペーン価格3,900円)、HomePNAモデムのレンタル料が月額400円(加入時に9,000円で購入することも可能)となっている。

<コメント>
集合住宅向けのサービス発表が相次いでいる。CATV局との連携を前提として初期投資コストを抑えるのは堅実な戦略だが、一方回線速度の問題もある。 思いの外FTTHが早く世の中に出てきた分、1Mbpsのスピードがネックになる可能性がある。

関連リンク:パワーバンドコミュニケーションズの発表リリース
 
 
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