NTT東日本とNTT西日本(NTT東西)は、新築の集合住宅だけでなく既設物件に対してもブロードバンド対応のインターネット接続環境を容易に構築できるHomePNA製品「PN-10」を2001年7月30日から販売開始すると発表した。
従来製品のデータ転送速度は1Mbpsが主流だったが、新たにHomePNA2.0に対応し、通信速度最大10Mbpsを実現している。
製品構成は以下の通り。
・PN-10PKG(19,800円):集合型HomePNA装置。データ回線信号をHomePNA信号に変換し電話回線に流す役割を持つ。
・PN-10BOX(99,800円):集合型HomePNA装置のシャーシ。PN-10PKGを24枚収容可能。集合住宅の主配線側に設置する。
・PN-10E(29,800円):単体型HomePNA装置。集合住宅の各戸に配置する。Ethernetポートタイプ。TELポートもあり。
・PN-10U(19,800円):単体型HomePNA装置。集合住宅の各戸に配置する。USBタイプ。TELポートもあり。
・PN-10フィルタ(1,900円):電話回線からHomePNA信号を取り除くフィルタ。電話機のみを接続する際に用いる。この製品のみ2001年8月6日発売
この製品群によって、2001年8月1日から開始される光ファイバを利用した定額ネット接続サービス「Bフレッツ マンションタイプ」に対応していくとしている。
<コメント>
Bフレッツ マンションタイプはマンションのLAN回線を利用することを前提としているが、そうした設備のない既存物件ではHomePNAでの対応が求められていた。
値段もこなれており、導入に対する負担も意外と少ない印象。
関連リンク:NTT東日本の発表リリース |