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2001/09/25 |
WIS、月額1,980円の無線常時接続サービスを発表 |
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ワイヤレスインターネットサービス(WIS)は、自社で提供する2Mbpsの高速無線ブロードバンド接続サービス「WIS-net(ウィズネット)」を月額料金1,980円でサービス開始することを発表した。
WISは、これまで首都圏においてマンションなど集合住宅の屋上に基地局を設置し、基地局周辺400mのエリアに対して無線サービスを提供してきた。
今回、無線機器の伝送距離と制御方式に関して改良を図り、伝送距離を従来の半径400mから800mにまで伸ばし、一つの基地局からカバーできる範囲を一挙に4倍に増やすことで、より安価な高速常時接続サービスの提供が可能となった。
サービス料金は月額利用料が1,980円、機器使用料が770円。初期費用は加入手続料が5,000円、機器設置工事費用は別途必要だがユーザーの自己取付の場合は無料となっている。
サービス提供エリアは首都圏を皮切りに需要の見込まれる地域から順次サービスを展開する計画。仮申し込みはWISのWebページ上で2001年10月1日より開始する。実際のサービス開始は2001年11月1日より。
1エリア当たりのサービス提供可能ユーザー数は512。想定される1エリア内の世帯数は12,000としている。
なお、サービス開始に伴い、WISは優れた通信インフラの確保によるサービス強化を図るため、エヌ・ティ・ティ エムイー(NTT-ME)との業務提携を行った。
この業務提携によりWISは、WIS-netのバックボーンにNTT-MEが提供する超高速・広帯域光ファイバー通信網「XePhion」を利用すると共に、
NTT-MEのブロードバンドサービス「WAKWAK」を “WIS-net powered by NTT-ME/WAKWAK”として、提供する。
さらにWISでは11Mbpsサービスに関してもモニター実験を開始し広帯域化への対応も図る。11Mbpsのサービス料金は3,000円台を想定しているとしている。
<コメント>
無線を使った常時接続サービスと言えば東京電力系のスピードネットがあるが、ADSLの勢いに押されていた印象。今回の低価格路線でどこまで巻き返せるかは、サービスエリアの対応状況に係っているだろう。
関連リンク:ワイヤレスインターネットサービスの発表リリース
NTT-MEの発表リリース |
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