2001/10/03
東京電力、FTTH事業を発表
 
 東京電力は、光ファイバを各家庭まで引き込み、最大100Mbpsの超高速インターネットインフラを提供する「FTTH(ファイバ・トウ・ザ・ホーム)事業」を開始すると発表した。

 サービス開始は2002年3月、サービスエリアは、当面、東京23区および東京都武蔵野市、三鷹市を予定、これに合わせて、2001年12月に第一種電気通信事業者免許の申請を行う予定としている。

 サービス形態としては、対象を東京電力グループの通信事業者に限定せず、すべてのインターネット接続事業者(ISP)に利用してもらうようにするとしていることから、NTT東西の「フレッツ」やADSL事業者のアッカやイーアクセスのようになる見込み。

 東京電力では電力ネットワークの効率的運用・管理を目的に、昭和53年以来光ファイバネットワークの整備に取り組んでおり、現在、約5.3万km(亘長、平成12年度末)におよぶ光ファイバを所有している。 このFTTHの事業化にともない、これらの設備を一部活用するとともに、平成17年度までに新たに約5万km(亘長)の光ファイバを敷設する予定としている。

 なお、具体的なメニュー・料金などは未定としている。

<コメント>
東京電力系のネット事業者といえば、スピードネットがあり当初の無線接続だけでなく、FTTHのサービスも開始している。リリースからすると自前のネット事業を半ば諦め、よりインフラに近い事業に集中する方針としたようだ。

関連リンク:東京電力の発表リリース
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