野村総合研究所(NRI)は、ブロードバンド市場、ISP、ASP等のeビジネス市場および、インターネット広告、電子認証等のプラットフォーム市場の2006年までの市場規模予測を発表した。
それによると、2000年度末時点で約90万世帯だった家庭向けブロードバンド市場(ADSL+ケーブルインターネット+FTTH+FWA)は、2001年に本格的に離陸し、
2006年度末には全世帯の約50%の2200万世帯に普及すると予測している。
インフラ種別では、ケーブルインターネットとDSLの堅調な伸びが予想されるが、2003年以降は、FTTHの本格的な立ち上がりが期待されるとしている。
今回の発表はNRIが2000年12月に、2005年までの情報通信主要30分野について公開した市場規模予測および市場分析を改訂したもの。
当時の予測では、DSL、FWA、FTTH、ケーブルインターネット、および衛星インターネットを総計して、2005年度のブロードバンド導入家庭は1,013万8,000世帯としていた。
この上方修正の要因として、新規プレイヤーの登場、サービス料金の値下げ、NTT東西によるDSL事業の展開などを挙げている。
<コメント>
今年に入ってからのブロードバンド関連のニュースを見るだけでもその勢いは明らか。あとはこのインフラにいつビジネスとなるようなサービスが載るのかが焦点となる。
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