2001/10/17
NTT-ME、京成のマンションに15Mbpsのブロードバンドサービスを提供
 
 エヌ・ティ・ティ エムイー(NTT-ME)は、京成電鉄(京成)が2002年3月に部分竣工する東京都葛飾区内の大規模マンションに、最大15Mbpsの高速通信が可能なVDSL方式を採用した、ブロードバンド・インターネットシステムを導入すると発表した。

 導入されるのは京成が葛飾区内に建設を進めている大規模マンション「サングランデ セレステージ」(竣工:2002年10月、総戸数:197戸)。

 NTT-MEでは、NTT東日本の加入者光ファイバ・アクセスサービス『Bフレッツ「ビジネスタイプ」』の100Mbps回線をマンションに引き込み、VDSL方式により各戸で共用し、上り下り最大15Mbpsのブロードバンド・インターネット常時接続環境を提供する。 インターネット接続サービスにはNTT-MEの「WAKWAK(わくわく)」を利用し、月額2,200円で1世帯当たり50MBまでのホームページ容量と電子メールアドレス1つが提供される。

 また、ブロードバンド環境を活かしたサービスとして、京成ビルサービスが、マンション居住者専用のホームページを開設・運営して、ネットスーパーによる生鮮食料品や日用品の宅配サービスをはじめとした、総合生活情報サービスを居住者向けに提供する予定。

 さらに共用棟「プラザハウス」に、8台のパソコンが同時にインターネット接続可能な「スタディルーム」を開設、NTT-MEによるIT教室を開催する予定としている。

<コメント>
集合住宅は販売後のブロードバンドインフラの導入が困難なため、今後、建設される物件への導入が進んでいる。しかし、建設期間が長期にわたるためブロードバンド技術の進歩に追いついているかは微妙なところ。今回の発表も現時点では十分だが、完成時にはまた印象が変わる可能性もある。

関連リンク:NTT-MEの発表リリース
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