アッカ・ネットワークスとイー・アクセスは、それぞれWindows XPの発売を前に、提供しているADSLモデムなどの対応状況を公表した。
Windows XPのパッケージ品の発売は2001年11月16日だが、英語版が同10月25日に米国で発表されたこと、日本語版もOEM版およびプリインストール版が同日発売されたことを受けてのもの。
アッカでは、提供しているADSLモデムの内、ルータタイプについてはWindowsXP標準搭載されているInternetExplorer6.0で問題なく設定ができることをそれぞれのメーカによって確認している。
USBタイプのXpeed X411C(PPPoA)については現在配布している最新ドライバVer.1.07で動作は確認しているものの、インストール時などに何点か注意が必要としている。
また、Windows XPのブロードバンド対応機能として提供される「リモートアシスタンス」と「リモートデスクトップ」の機能については、検証によって基本的な動作は確認できているとしている。
こちらはUSBタイプについては問題ないが、ルータタイプの場合は、NAT(IPマスカレード)を使用しているためモデムの設定が必要となっている。
一方、イー・アクセスではUSBタイプのADSLモデムに関してはWindows XP対応のドライバが必要としており、11月末のドライバリリースに向けて準備中となっている。
ルータタイプについてはブラウザを使用したモデムの設定など、Windows XPに付属するブラウザがInternet Explorer 6と同等のため、Windows 2000、Me、98と同様に設定を行なうことができるとしている。
なお、イー・アクセスではWindows XPに搭載されるリアルタイムコミュニケーションツール「Windows Messenger」を通じてVoIP(Voice over IP)技術を利用したPC発公衆網向け電話サービスの提供を予定している。
<コメント>
ADSLの利用者は今のところPCのヘビーユーザーになると思われ、こうしたOEM版やプリインストール版でもいち早くWindows XPを利用するユーザーを想定した案内は親切と言えるだろう。
関連リンク:ACCAの対応状況ページ
イー・アクセスのWindows XP特集ページ |