メルコはBUFFALO ブランドより、11Mbps無線LAN「AirStation」シリーズに従来の2倍の通信速度を実現した次世代無線LAN「AirStation2x(エアーステーションツーエックス)」シリーズをラインナップ化すると発表した。
「AirStation2x」シリーズの第1弾は、標準(ブリッジ)モデル「WLA-T22G」と、CardBusスロット用無線LANカード「WLI-CB-T22G」。
Texas Instruments Incorporated(TI)の最新チップセットを採用し、IEEE802.11bに準拠、データ転送速度も従来の1/2/5.5/11Mbpsに加え、TI独自の2xモードによる22Mbpsの高速通信を実現している。
従来製品との互換性に関しては、11Mbpsの国際標準規格であるWi-Fi認証取得を予定しており、セキュリティ面でも強固な40/128/256bitWEP機能及びMACアドレス登録機能を搭載している。
欧米では2001年12月下旬より販売子会社Buffalo Techonlogy(UK)Inc及びBuffalo Techonlogy(USA)Incを通じて販売を開始する予定。日本国内の販売は2002年2月上旬を予定している。
なお、第2弾として、ADSL/CATV対応BroadBand(ローカル)ルータ搭載モデル「WLAR-T22G-L」を予定している。
<コメント>
11Mbps無線LAN(IEEE802.11b規格)の高速化方式としては、5GHz帯を利用するIEEE802.11aと、規格策定中のIEEE802.11gがある。IEEE802.11gはIEEE802.11bと互換性を保つが、TIとIntersilが異なる通信方式を提案しており、まだ仕様は確定していない。
今回の製品化はこれを先取りしたもので、TIのチップセットを採用と公にしていることから規格確定に少なからず影響を与えるだろう。
関連リンク:メルコの発表リリース |