東京都荒川区は、2001年11月15日から、区民を対象に民間事業者が行う「光ファイバーによるインターネット接続(FTTH)サービス」に加入する際の初期工事費を補助する制度を開始した。
条件としては、個人では荒川区に住民登録または外国人登録をしていること、住所地の住まいでFTTHサービスに加入すること、特別区民税を滞納していないこと、
事業所では荒川区内にある企業・事業所で、所在地の事務所・工場等でFTTHサービスに加入すること、法人事業所の場合は法人都民税を滞納していないこと、個人事業所の場合は事業主が個人住民税を滞納していないこととなっている。
集合住宅の場合は、建物の主配電盤(MDF)まで光ファイバーを引き込み、各戸あたり上り下りとも10Mbps以上の通信速度に対応できる配線を使用しているものでも構わない。
補助金額は個人では3万円、事業所では5万円を上限としたFTTHサービス加入時の初期工事費用全額。契約料、手数料、月額利用料には補助はない。
申請期間は2001年11月15日から2002年3月29日。FTTH事業者へ2001年11月1日以降に加入申込みをしたものを受け付ける。
なお、荒川区では高速・大容量でインターネットに接続できるブロードバンドを活用した、荒川区ブロードバンド・ネットワーク(AB-NET)の構築を計画しており、今回の補助制度もその一環となっている。
<コメント>
ブロードバンドサービスも贅沢なものではなく、今後のインフラとして積極的に活用しようという行政の姿勢は素直に評価したい。
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