2001/11/07
山陽新幹線車内でBluetooth実験を開始
 
 JR西日本とB.L.T.プロジェクトは、山陽新幹線「ひかりレールスター」車内において、Bluetooth(ブルートゥース)等の新しい無線技術を活用したコンテンツ提供実験「レールスターおでかけネット」を実施すると発表した。

 この実験は、車内に設置したサーバ内に用意したコンテンツを、ユーザーのパソコンや携帯情報端末(PDA)で座席にいながら楽しむことのできる、新しい車内サービスの実現を目指すもの。

 実験の実施期間は2002年11月8日から12月20日までの毎週火・木曜日。実験対象列車及び車両は【下り】ひかり367号(新大阪(9:58)発、博多(12:45)着)【上り】ひかり378号(博多(14:39)発、新大阪(17:22)着)で、いずれも「8号車」車内のみ。

 コンテンツは列車の時刻検索、車両設備案内、駅お役立ち情報(駅構内の案内、お天気等)、駅弁情報、ニュース等。希望すれば、実験専属スタッフからBluetooth搭載のPDAの貸し出しも受けられる。

 また、東芝の協力の下、無線LANによる地上から車上へのデータ転送システムを使用し、岡山駅停車時に、車内サーバのコンテンツ更新の実験もあわせて行なわれる。

 B.L.T.は、Bluetooth Launch Trialの略で、日本エリクソン、丸紅、及びハンドスプリングの3社が共同で実施しているBluetoothを利用した携帯端末向け情報配信サービスの実証実験。都内各所で行われていた実験は10月末で終了となっている。

<コメント>
データ通信速度で劣るためか無線データ通信についてはIEEE802.11bに差を付けられている印象があるBluetooth。棲み分けのできるアプリケーションやコンテンツの開発が求められる。

関連リンク:B.L.T.プロジェクトの発表リリース
      レールスターおでかけネットのページ
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