総務省は、情報通信審議会から、「CDMA高速データ携帯無線通信システムの技術的条件」及び「次世代移動通信方式(CDMA/FDD)の無線設備の技術的条件」について、答申を受けたと発表した。
今回取りまとめたCDMA高速データ携帯無線通信システムの技術的条件は、スイスで開催されたITU無線通信部門第8研究委員会で国際標準とする勧告が採択されたCDMA2000 1x EV-DOを念頭に置いたもの。
この技術により、最大2.4Mbpsの高速データ伝送が可能となり、現行のCDMA方式の携帯電話(800MHz帯、データ伝送速度64kbps)に加え、CDMA2000方式のIMT-2000(2GHz帯、データ伝送速度144kbps)とも親和性が高く、並存してサービスの提供が可能としている。
また、通信状況に応じてサービス品質が変わる点を特徴としており、フィールド試験では静止環境で1Mbps超、走行環境で約800kbpsのセクタースループットを実現したという。
総務省は、今回の答申を受けるかたちで省令を改正する。1xEV-DOをベースとするサービスはKDDIグループが計画しており、2002年末にも商用サービスを始める予定。
<コメント>
最大2.4Mbpsを実現する次世代携帯電話は大きな期待を集めていたが、世界的な景気後退で失速気味との印象。ただ発表を見ると今回のような様々な手続きを踏んで着実に実現に向かっているようだ。
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