ソニーと日本テレコムは、次世代無線インターネットアクセス技術の確立に向けて、共同でホットスポットサービスをベースとした実証実験を、ゲートシティ大崎にて2002年2月より約1年間実施すると発表した。
今回の実証実験では、次世代無線インターネット技術として2.4GHz帯では初のOFDM方式(Orthogonal Frequency Division Multiplex:直交周波数分割多重方式)を採用する。
これにより、屋内はもとより、屋外においてもより広範囲でのホットスポットサービスを可能にし、通信環境の安定性向上が期待されるとしている。
また、使用するチャンネルの周波数帯域幅を切替える事により、1チャンネル当たり最大18Mbpsで7チャンネルを、1チャンネル当たり最大36Mbpsでは3チャンネルを配置するなど、異なる帯域幅での通信実験も行う予定。
なお、バックボーン回線には、日本テレコムが所有する光ファイバー網による大容量高速回線を利用する。
<コメント>
ホットスポットエリアの大崎ゲートシティはソニーのお膝元。実験対象が一般ユーザーに公開されるのかは未定。また、規格が独自であるのも注目される。
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