2002/01/10
NTT-ME、新規公団賃貸住宅向けに
格安ブロードバンドサービスを提供
 
 エヌ・ティ・ティ エムイー(NTT-ME)は、都市基盤整備公団が提供する新規の賃貸住宅を対象に、100Mbpsの常時接続型超高速インターネット接続サービス「bb-east」を月額1,750円で提供開始したと発表した。

 bb-eastは、新築のマンションをはじめ既設マンションも含めた集合住宅向けにNTT-MEが提供している総合的なブロードバンドインターネット接続事業「WAKWAKピアル」の一環として提供される。

 対象は都市基盤整備公団が2003年度までに首都圏で提供する新規の賃貸住宅2万2千戸。2001年12月より提供開始し、2001年度末までに7,000戸程度、2003年度までに2万2千戸に提供する予定。

 サービスのインフラとして、住棟内は都市公団が設置する100Mbpsの伝送能力を持つEthernet方式、アクセス回線には100Mbpsの伝送帯域を持ったベストエフォート型の通信回線「Bフレッツ・ビジネスタイプ」などを利用する。
 さらにXePhion上に本サービス専用のブロードバンドバックボーン(1Gbps)を新たに用意し、インターネットバックボーンに直結する。

 基本メニューは月額利用料金が1,750円(税別)、サービス内容として1メールアドレスと10MBホームページが含まれる。
 また、電話、FAX、電子メールによる24時間受付の無料ヘルプデスクも用意されるほか、ブロードバンド対応ポータルサイト「WAKWAKキャスト」の利用(コンテンツにより別途有料)も可能となっている。

 さらに、オプションメニューとして、IP電話サービス「WAKWAKコール・ゴーゴー」、ビデオチャットサービス「WAKWAKパーティ」、ネットワーク対戦ゲームサービス「わくわくジョイランド」、メールサービス「WAKWAKメールプラス」、インターネット環境構築サービス:「パソコンセットアップサービス」(仮称)などが用意される。

 NTT-MEでは、入居者向け情報発信を支援するため、ユーザーのWebブラウザに任意の情報を表示できる「ポータルリダイレクション機能」を活用し、入居者及びその周辺住民との情報交流を支援するサービス(地域コミュニティ情報サービス)を進めていく。
 なお、都市基盤整備公団で導入されているLANシステムと同レベルで一定の技術性能が確保されている他事業者のマンションに対しても、月額1,750円にてインターネット接続を提供するとしている。

<コメント>
集合住宅のブロードバンド対応の貧しさは何度か指摘してきたが、公団が率先してLAN環境を構築するという政策がいい形で実現したもの。コスト面のメリットもあり、民間業者にも是非見習って欲しいもの。

関連リンク:NTT-MEの発表リリース
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