2002/01/22
Boingo Wireless、全米でホットスポットサービスを開始
 
 Boingo Wirelessは、Wi-Fi(IEEE802.11b)を採用し、主要なホテル、空港、カフェなどで利用できる高速無線インターネット接続サービスを全米で開始すると発表した。

 Boingo Wireless service は出張の多いビジネスマンや旅行者向けに出張先でもストレスのない高速なインターネット接続サービスを提供しようという会員制サービス。Wi-Fi(IEEE802.11b)をベースにしているため最大11Mbpsの通信サービスが利用できる。

 今回のサービス開始時点でホットスポットは約400ヶ所用意されている。主なホットスポットは以下の通り。

 ・空港:Dallas/Fort Worth (DFW)、Austin-Bergstrom (AUS)、San Jose (SJC)、Seattle-Tacoma (SEA)
 ・ホテル:Four Seasons、Hilton、Marriott、Sheraton、Radisson、Wyndham hotels

 また、San Francisco、St. Louis、Jacksonville、Fla、Austinといった都市には"Free community" という無料サービスを提供するスポットが設置される。

 さらに第2段階では、Atlanta-Hartsfield (ATL)、Chicago-Midway (MDW)、Philadelphia (PHL)、Baltimore-Washington (BWI)、Washington-Dulles (IAD) 、Boston Logan (BOS)などの空港、ホテルに加え、カフェもホットスポットとして準備されている。

 サービスプランは3つ。料金とサービス内容は以下の通り。

 ・Boingo Pro:月額24.95ドルで月に10日までのアクセス。追加は1日当たり4.95ドル
 ・Boingo Unlimited:月額74.95ドルでアクセス無制限
 ・Boingo As-You-Go:月額料金は無し。日額7.95ドル

 また、ユーティリティソフトウェアとしてBoingo Software version 1.0も発表されている。無料でダウンロードでき、ホットスポットを検索して出張や旅行の計画を立てたり、ワンクリックでログオンでき、"Personal VPN"によって安全な通信が利用できるなどBoingo会員には便利な機能が提供されている。
 なお、Boingo会員でなくともWi-Fiユーティリティとして利用できる。

<コメント>
ホットスポットサービスは国内でも幾つか実験レベルで実施されているが、具体的な事業化は発表されていない。国内事業者にはこのサービス内容は参考になるだろう。また、ユーザーとしてはアメリカへの出張者には便利なサービスかも。

関連リンク:Boingo Wirelessの発表リリース
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