ネットレイティングスは、2002年1月30日よりブロードバンド・ユーザーの利用動向などを分析する「Internet Media Strategies (インターネット・メディア・ストラテジイズ:以下IMS)」を新サービスとして提供開始すると発表した。
新サービスのIMSは、ADSLやCATVなどブロードバンド・インターネット・サービスへの加入者急増を背景に提供される。
Nielsen//NetRatingsでは接続スピード128Kbps未満をナローバンド、128Kbps以上の常時接続をブロードバンドと定義づけており、IMSでは主に以下のような情報サービスメニューが提供される
・全国、地域別のブロードバンドの普及状況
・ウェブサイトごとのブロードバンド/ナローバンド・ユーザー訪問比率
・ストリーミングメディアタイプ別の利用状況
最新のIMS12月度月間データによると、ユニーク・オーディエンス数は約360万人。割合としてはナローバンド・ユーザーの20%にも満たないものの、ブロードバンド・ユーザーの一人当たりの月平均ウェブ利用時間は17時間45分で、ナローバンド・ユーザーの月平均利用時間の7時間24分を2倍以上上回っている。
また、一人当たりの月平均利用ページ数は3倍という結果となっている。
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この発表に依れば、ブロードバンドの普及率は既に20%近くになっていると言える。今後こうした情報サービスによりブロードバンドサービスの充実が求められることになるだろう。
関連リンク:ネットレイティングスの発表リリース |