JR東日本と日本テレコムは、2001年9月から12月まで実施していた無線による駅でのインターネット接続実験を、規模を拡大して再度実施すると発表した。
この実験は駅の構内に無線LAN(IEEE802.11b規格)のアクセスポイントを設置し、無線による高速インターネット接続を提供するというもの。
今回の実験期間は2002年2月7日から7月31日まで。実験エリアは東京駅、新宿駅、渋谷駅、上野駅、品川駅の5駅12エリア19箇所で開始し、順次増やしていく予定。
実験に参加できるモニターは、まず日本テレコムのプロバイダサービスODNの利用者を対象に募集される。ODN会員は、無線LAN機器を自分で用意する必要があるが、普段使っているID、パスワードやメールアドレスをそのまま利用することができる。
モニター募集期間は2002年1月29日から6月30日まで。モニターは実験期間中、サービスを無料で利用できる。
また、東京駅メディアコートではパソコン等の無料貸し出しを行い、モニター以外のユーザーでも、駅での無線による高速インターネットを体験することができる。
なお、今後は他のプロバイダの会員もモニターとして利用できるように準備していくとしている。
<コメント>
日本におけるホットスポットサービスには駅での利用は外せないだろう。少々実験期間が長すぎる印象があるが、事業化の目処を十分探るものと推察される。
関連リンク:JR東日本のワイヤレスインターネット体験サイト |