2002/02/04
スピードネット、5GHz帯を使った高速無線接続の
基本動作試験に成功
 
 スピードネットは、5GHz帯域(4.9〜5.0GHz)を利用した無線アクセスシステムの基本動作試験に成功、今後の無線アクセスサービスへの導入と事業化を前提とした本格的な開発をスタートすると発表した。

 スピードネットでは、既に2.4GHz帯(2.4〜2.4835GHz)を利用した最大(上り/下り)1.5Mbpsの無線アクセスサービスを東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県の一部地域、約3,300件のユーザーに提供している。

 今回の試験は、5GHz帯無線アクセスシステムを採用し、最大伝送速度が54Mbpsと、現在のサービスに比べ、約30倍以上の伝送能力が期待できるとしている。なお、このシステムは開発委託先としてAbicom Internationalが名を連ねている。

 5GHz帯の利用については、現在のところ屋外での利用は認められておらず、その利用開放は総務省情報通信審議会にて審議中となっている。
 スピードネットでは同帯域の周波数開放に合わせてサービスを開始する予定としており、その際には固定利用のみならず、モバイル利用も視野に入れ、いつでもどこでもユーザーのニーズに合わせて利用することができる柔軟なシステムを目指すとしている。

<コメント>
ブロードバンドの普及と共に無線LANもマーケットを大きく広げている。それに伴い価格も大きく下がっているが、5GHz帯でもそうした価格を期待できるかが普及の鍵となるだろう。

関連リンク:スピードネットの発表リリース
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