2002/03/07
東急、ISP事業をCATV子会社へ統合
 
 東京急行電鉄とイッツ・コミュニケーションズ(以下iTSCOM、旧東急ケーブルテレビジョン)は、東京急行電鉄が行っているインターネットサービスプロバイダー事業(246-net)をiTSCOMに営業譲渡し、事業統合することに合意したと発表した。

 246-netは、東急沿線を中心とした首都圏エリアで、個人ユーザ、法人ユーザ、マンション等をターゲットに、ダイヤルアップ接続サービスから光ファイバーを活用したブロードバンドサービスまで、またデータセンター事業や無線インターネット事業者と連携したサービスなど多様な商品と幅広いサービスを展開している。

 一方、iTSCOMはCATV業界のリーディングカンパニーとして、東急沿線エリアでのケーブル網を使ったブロードバンドインターネットサービス(iTSCOM.net)に取り組んでいる。

 2002年4月1日以降は、246-netのすべてのサービスをiTSCOMが継承し運営していく。これにより、iTSCOMは現エリアに加え、エリア外のユーザに対しても多様なインターネットサービスの提供が可能となる。

 統合の結果、iTSCOMのインターネットサービスは、ケーブルインターネット加入者約6万世帯、246-net個人ユーザ約2万2千人、法人・ホテル約270契約、マンション約2千2百戸という加入者を保有することとなる予定。

 当面はサービス内容や契約に変更はなく、既存のサービスが並行して提供されることになるが、2002年10月を目処に同一の契約・サービス形態として利用できるよう、商品整備を進めて行くとしている。

<コメント>
確かに同グループ内にあって、2つの事業は重複する部分が増えていくことが容易に予想されるようになってきていた。まだ、お互いの事業が補完できる段階での統合は良いタイミングと言えるだろう。

関連リンク:東京急行電鉄の発表ページ
       イッツ・コミュニケーションズの発表ページ
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