2002/03/14
三井物産、DSLプロバイダーのアッカに出資
 
 三井物産は、アッカ・ネットワークスの第三者割当増資、総額約120億のうち、約25億円(約14%の持ち株比率)の引受を決定し、NTTコミュニケーションズの約45%に次ぐ第二位株主となると発表した。

 三井物産では、1999年10月に「DSLアクセス基盤協議会」を呼びかけ、2000年7月には事業企画会社「ガーネットコネクションズ企画」を通じて事業性の検証を行ったが、事業性がないという結論に立ち、一度は撤退していた。

 今回の参入に関しては、2001年半ばから急激な価格低下に支えられ、DSLの市場認知度は急速にすすみユーザー数は爆発的な拡大を続けている一方、価格下落傾向は終息を迎えつつあるとの認識から、DSL事業への参入を決定したとしている。

 三井物産では、衛星事業や携帯電話事業で培ったコンテンツプロバイダーとの緊密な事業関係と、ビジネスユーザーへの販売チャンネルを生かし、アッカのDSL事業の発展に貢献するとしている。

<コメント>
わずか1年の間にこれだけ情勢が変わるとは誰も予想がつかず、一度の撤退はやむを得ない側面が強い。問題は今後、どこまで商社の役割が貢献できるかにあるだろう。

関連リンク:三井物産の発表ページ
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