米SOMA Networksは、NTTコミュニケーションズ(NTT Com)と提携し、日本において次世代無線ブロードバンド接続サービスの実証実験を行うと発表した。
SOMAは、W-CDMAベースの無線アクセス技術を利用した「Amosphere」という固定無線アクセスのためのアーキテクチャーを提唱している。
Amosphereの基地局用設備「NPM(Network Port Manager)」は半径3〜5マイルをカバーし、IP技術の採用により1ユーザーあたり最大12Mbpsのインターネット接続と通信会社並みの音声品質の電話サービスを提供できるとしている。
実証実験は2.5-2.7GHz帯を使って行われる。NTT Comでは既にこの帯域の無線免許の申請を行っており、免許が取得できる2002年初夏には実験開始となる予定。
なお、SOMA Networksは2001年10月にシャープとホームネットワーク機器の開発で提携している。
<コメント>
にわかに活気づいてきたホットスポットサービス。NTT Comは「Hi-FiBE」というホットスポットの実験を実施しているが、いまだ商用サービスの発表はない。今回の件が何らかの影響を及ぼしているとも思える。
関連リンク:SOMA Networksの発表リリース |