モバイルブロードバンド協会（MBA）は、MBA標準草案としてMISプロトコル仕様書とMISモバイルIP仕様書を公開した。
MBAは、無線LANを使った公衆インターネット接続サービス、いわゆるホットスポットサービスの普及を目指し、モバイルインターネットサービス（MIS）などが中心となって設立した業界団体。通信キャリアや機器メーカーなど、56の企業／団体が加盟している。
MBA標準草案は、モバイルブロードバンド協会内のプロトコル分科会が、会員から提案された技術文書を審査し、標準化プロセスの一段階として公開するもの。
今回公開したMISプロトコル仕様書及びMISモバイルIP仕様書は、会員企業であるMISより提案されたもの。
このMBA標準草案は、利用者の識別と暗号化技術によるセキュリティの向上、ハンドオーバーによる移動中の通信実現、と言う他にはない優れた特長を有しているとしている。
＜コメント＞
業界団体とはいえ、設立の中心となった企業の提案を取り上げた分、差し引いて捉える必要はあるが、ホットスポットサービスの技術的な標準化がされていないのは確か。実際にどこまで影響力を持つのか注目される。
関連リンク：モバイルブロードバンド協会の発表リリース |
