スピードネットは、ADSLの利用が出来ない環境の集合住宅や企業の寮などにおいて上り下りとも最大1.5Mbpsの無線アクセスでのブロードバンド対応を可能にする「集合住宅まるごと無線ソリューション」の販売を開始すると発表した。
このサービスは、「光収容でありADSL化ができない」「電話交換局から遠い」「電話線がインターフォンやガス・水道のメーター検針に使われている」などの理由で「電話回線を利用したADSLは不可」の集合住宅の建物の屋上などに「無線中継機」を設置することで、その集合住宅や寮全体を無線でカバーするもの。
対象はサービスエリア内で初期の加入希望者数目安が30戸以上の集合住宅または企業の寮。
なお導入のメリットとして次のような点を挙げている。
1) 無線中継機等の設備は原則としてスピードネットが負担管理、各戸の料金は従来の当社サービスと同様
2) 大規模なファイバー敷設工事や引き込み工事は不要、無線中継設備のランニングコストも原則不要
3) 各戸毎に今すぐ使いたい方、今は使わない方それぞれの選択が可能
4) 綿密な事前調査により最も適切な位置に無線中継機を設置
5) 加入者増加に伴う通信速度減速時の基地局増設にも対応
<コメント>
導入設備の変更に手続きと時間のかかる集合住宅においては、より柔軟なインフラ導入ソリューションが求められる。その点、無線が有利であることは間違いない。
関連リンク:スピードネットの発表リリース |